河野 貴子（こうの きこ）医師
プロフィール
川崎医科大学医学部卒業。中核病院等で約20年間皮膚科医として勤務。長年の経験と実績を生かし、美容皮膚科医の道へ。皮膚をしっかり診て、皮膚のどこで何が起こっているのかを追求してアプローチする診療スタイル。得意施術はカスタマイズ治療とレーザー治療、ボトックス、肌育注射など。プライベートでは2児の母。
広島の皮膚科・美容皮膚科でイボ治療を検討しているけれど、治療法や病院の選び方が分からないという方も多いでしょう。実は、「イボ」といっても、種類や原因はさまざまです。今回は、広島の美容皮膚科が、イボの種類や原因、治療方法について解説します。また、広島の皮膚科でイボ治療を受ける際の病院選びのポイントもまとめました。自分に合ったイボ治療の選択にお役立てください。
広島の美容皮膚科が解説！イボの基礎知識：種類と原因
イボは、種類によって美容皮膚科での治療が難しいものがあります。まずは、広島の美容皮膚科が、イボの基礎知識について解説します。
■イボとは？特徴と症状
イボとは、皮膚に生じる小さなできもののことです。皮膚が数mm～1cmほど盛り上がりますが、痛みを伴わないケースがほとんど。個数は1つだけの場合もありますが、複数生じることもあります。
イボに似た症状で、タコや魚の目（うおのめ）が挙げられますが、肥厚している部分が異なります。タコや魚の目は角質層、イボは表皮層が厚くなるのです。
■イボの主な種類
ひと口にイボといっても、原因やできる部位によって名称が異なります。イボの代表的な種類と特徴を表にまとめました。
| イボの種類 | 特徴 |
| 軟性線維（アクロコルドン） | ・紫外線、摩擦、加齢などが原因で生じる
・顔、首、わきの下などにできやすい ・肌色でやわらかい |
| 脂漏性角化症（老人性のイボ） | ・加齢やシミからの進展で生じることが多い
・褐色調のイボ |
| ウイルス性のイボ | ・HPV（ヒトパピローマウイルス）が主な原因
・皮膚科の受診が必要 |
| 尋常性疣贅（じんじょうせいゆうぜい） | ・微小な外傷から侵入したウイルスによって生じる
・手足の指にできやすい ・人にうつる可能性がある ・皮膚科の受診が必要 |
| （青年性）扁平疣贅（へんぺいゆうぜい） | ・顔にできやすい
・ウイルス性のイボでスキンケアや擦れなどによりうつり、多発することがある ・美容皮膚科で治療可能 |
■イボができる原因と予防法
イボの原因は大きく分けて2つあります。1つ目は、ウイルス感染によるもの。病的な側面が強い場合は、基本的に皮膚科への受診が必要となります。2つ目は、加齢や摩擦などによってできるイボ。美容目的での除去が多く、美容皮膚科でも治療が受けられます。
ウイルス性イボを予防するには、タオルや靴の共有を避けるなどの感染対策が大切です。軟性繊維や脂漏性角化症といったウイルスが原因ではないイボの場合、ターンオーバーが滞ることで発生しやすくなります。予防のために、以下のポイントに気を付けてみてください。
- 肌の状態に合わせたスキンケアを行う
- 日焼け止めを使用して紫外線対策をする
- 摩擦が起こりにくい衣類やアクセサリーを選ぶ
加齢は止められませんが、ターンオーバーを促進することで、イボのできにくい肌を保ちましょう。
広島の美容皮膚科が解説！イボの治療方法の種類
次に、イボ取りを皮膚科・美容皮膚科で行う際の治療法について見ていきましょう。ここでは、広島の美容皮膚科が取り入れているイボ治療も含めて、3種類紹介します。
■冷凍凝固療法
まず1つ目の方法は、-196℃の液体窒素を使用してイボを凍結することで、ウイルスに感染した細胞を破壊する冷凍凝固療法です。副作用が少なく、手軽な治療法のため、イボ治療において第一の選択肢となるケースも少なくありません。一方で、治療には痛みを伴うことや、人によっては長期戦になることが欠点です。数ヶ月継続しても効果が表れない場合、ほかの治療への移行や併用を検討する必要があります。
■外科的切除
外科的切除にてイボ治療を行うケースもあります。主な外科的切除の方法は、メスを使用してイボを切り取る「イボ剥き法」です。イボが大きかったり、皮膚の深くに埋まっていたりするケースなどに適しています。範囲が広くなると縫合も行いますが、傷痕は時間とともに目立ちにくくなるでしょう。イボの組織そのものを切除するため、再発率が低いのが特徴です。
■レーザー治療
イボ治療をレーザーで行う場合、主に「CO2（炭酸ガス）レーザー」 を用います。CO2（炭酸ガス）レーザーの特徴は以下のとおりです。
- 水分の蒸散作用によってイボを削り取る
- 熱凝固作用が働くため出血がほとんどない
- 1回で完治する場合もある
レーザーは、大きく深さのあるイボや、冷凍凝固療法などの治療を長年続けてもなかなか治らないという方に適しています。ヤヨイクリニックでも取り扱いのあるCO2（炭酸ガス）レーザーは、治療の特性から施術回数が少ない傾向にあるのが特徴。また、治療箇所の皮膚以外にダメージを与えないため、傷痕が目立ちにくいのも魅力です。
【広島の皮膚科】イボ治療ができる病院の選び方のポイント
最後に、広島の皮膚科・美容皮膚科でイボ治療を行う際の病院選びのポイントを紹介します。広島でイボ取りの名医がいる医療機関を選びたいのであれば、「安いから」と料金だけで決めないようにしましょう。具体的に、押さえておきたい病院選びのポイントは次の3つです。
■治療の目的と医師の経験
まず、イボを除去する病院選びでは、治療目的を明確にしてください。ウイルス性イボの治療は疾患の治癒に該当するため、皮膚科を受診すると良いでしょう。皮膚科よりも美容皮膚科が適しているケースは、美容を目的としているときです。「顔や首の目立つ位置にあるイボやほくろを除去して、美しい肌を目指したい」という方は、仕上がりの美しさを重視してくれる美容皮膚科をおすすめします。
また、医師の経験や経歴も判断材料の1つです。症例やプロフィールなどをよく見て病院選びをしてみてください。実績が豊富にあるクリニックは、スキルのある医師が在籍していることが多いでしょう。医師のスキルは、仕上がりの美しさに直結するため、しっかり確認したいポイントです。
■カウンセリングの充実度
丁寧なカウンセリングは、適切な治療を受けるために必要不可欠です。適した治療法を選択するためにも、一人ひとりにしっかりと向き合ったカウンセリングを行ってくれる病院を選びましょう。
また、病院によっては「小さいイボだから気にする必要はない」といわれ、お客様の気持ちに応えてもらえないケースもあるようです。「きれいになりたい」といった気持ちに寄り添ってくれる、信頼できる病院を選びましょう。
■アクセスの良さと診療時間
イボ治療において、通いやすい立地にある皮膚科・美容皮膚科を選ぶのもポイントです。イボの大きさや深さによって、治療が1回では終了しない可能性もあります。治療を継続して行うためにも「最寄り駅から徒歩ですぐ」「家から近い」などアクセスの良さは注目すべきポイントです。
また、診療時間の確認も必要です。「平日に仕事を休めない」「決められた曜日にしか受診できない」という方も少なくありません。定休日や診療時間を事前にチェックしておきましょう。アクセスや診療時間が自分に合った病院を選ぶと、トラブルがあった際にもすぐに受診しやすいのがメリットです。
■おわりに
広島の美容皮膚科がイボ治療について解説しました。イボが生じる原因は、加齢やウイルスなどさまざまです。症状に対してより効果的な治療を選択できるよう、本記事をイボ治療の理解にお役立てください。病院選びを丁寧に行い、適切な治療を選択して、理想の仕上がりを目指しましょう。
広島の美容皮膚科・美容内科・美容外科・アートメイク ヤヨイクリニック（YAYOI CLINIC）では、お肌、お身体、お顔のお悩み別に治療法をご紹介しています。
皆さまにより良い選択肢をご提案できますよう一人ひとりのお肌の状態を見極め、治療期間やご予算、ダウンタイムの許容範囲などご希望に合わせた治療方針を立案していく考えです。
お悩みのある方は、まずはカウンセリングにお越しください。
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【施術の内容】CO2（炭酸ガス）レーザー
【施術回数の目安】1回～
※施術箇所によって個人差があります。
【費用】 ¥4,500～¥98,000※別途施術料がかかる場合があります
【副作用・リスク】水疱、びらん、赤み、炎症後色素沈着、ほくろの再発、内出血など
【未承認機器に関する注意事項について】
・本施術には、日本国内において薬事承認を受けていない未承認の医療機器を使用する場合があります。
・施術に用いる医療機器は、医師の判断のもと、個人輸入手続きが行われています。詳細は厚生労働省の「個人輸入における注意すべき医薬品等に関する情報」をご確認ください。
https://www.yakubutsu.mhlw.go.jp/individualimport/purchase/index.html
・薬事承認を取得した製品を除き、同一性能を有する他の国内承認医療機器は存在しない場合があります。
・重大なリスクや副作用が明らかになっていない可能性があります。
・万が一重篤な副作用が出た場合は、国の救済制度(医薬品副作用被害救済制度)の対象外となる場合があります。
