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ヒアルロン酸注射によるダウンタイム:部位別の代表的な症状と目安となる回復期間

監修医師

伊藤 やよいこ医師

プロフィール
広島大学医学部卒業。総合診療内科勤務を経て、美容医療の第一線で活躍している先生方に師事。美容の知見やスキルを習得したのち、2023年YAYOI CLINIC(ヤヨイクリニック)院長に就任。得意施術はボトックスやヒアルロン酸注入、カスタマイズたるみ治療など。丁寧な診察と痛みに配慮したナチュラルな施術がモットー。

ヒアルロン酸注射は、手軽で効果を実感しやすい美容医療として注目を集めています。しかし一方で、「腫れや内出血が長く続くのでは?」「日常生活に支障が出るかも…」といった施術後のダウンタイムについて不安を感じている方もいるのでは。そこでこの記事では、ヒアルロン酸注射を行った際のダウンタイムについて、部位別の症状と回復期間を詳しく解説します。施術後の経過や注意点を知ることで、あなたに合った美容プランが立てられるはずです。

ヒアルロン酸注射後に現れる症状やダウンタイムについて

ヒアルロン酸注射は、即効性のある美容治療ですが、施術後のダウンタイムはどれほど続くのでしょうか。まずは、ヒアルロン酸治療全般に見られる一般的なダウンタイムの症状や期間をチェックしていきます。

■そもそもダウンタイムとは?

ダウンタイムとは、美容医療の施術後に一時的に生じる回復期間のことを指します。ダウンタイム中には、腫れや赤みといった症状が現れますが、通常の社会生活に若干の支障が出るケースも。事前にリスクを把握しておくと、対策が講じられるかもしれません。
ただし、ダウンタイムの長さや症状の程度は、注入部位や個人の体質などによって異なります。人によって差がありますが、つらい期間を上手く乗り越えることで、ヒアルロン酸注射の効果が正しく発揮され、理想的な仕上がりを目指せるでしょう。

■ダウンタイムの一般的な症状

ヒアルロン酸注射後のダウンタイムでは、患部の腫れや赤みといった症状が代表的です。また、軽度の痛みや違和感がある方もいます。こういった症状は施術直後~数日間続き、徐々に和らいでいくのが一般的。まれに、注射部位に小さな内出血やあざが発生しますが、どちらも時間とともに自然に消えていくことがほとんどです。適応部位によっては、一時的に硬くなったり不自然な膨らみが現れたりすることもあります。しかし、これはヒアルロン酸がなじむまでの正常な反応です。

ダウンタイム中の症状は個人差が大きく、施術の範囲や使用したヒアルロン酸の量によっても異なることを覚えておきましょう。

■ダウンタイムの平均的な期間

ヒアルロン酸注射を行った後のダウンタイムは、個人の体質や治療内容によって異なりますが、一般的に3日~1週間程度で治まるといわれています。多くのケースで、腫れや赤みなどの症状は施術後24~48時間でピークを迎え、その後徐々に改善していきます。ダウンタイムがあることを意識して、結婚式などの重要なイベントの前には余裕のあるスケジュールを立て、施術を受けるようにしましょう。

【部位別】ヒアルロン酸注射を行った後のダウンタイム期間と症状の特徴

ヒアルロン酸注射によるダウンタイム:部位別の代表的な症状と目安となる回復期間

ヒアルロン酸注射をした後のダウンタイム中に現れる症状は、施術部位によって特徴が異なります。ここからは、ヒアルロン酸治療後の、目安となる回復期間や詳しい症状について部位別に解説していきましょう。個人差はありますが、実際に施術する際の参考にしてみてください。

■目の下のヒアルロン酸注射のダウンタイム

目の下へのヒアルロン酸注入では、涙袋を強調できるため、ぱっちりとした立体的な目元に仕上がります。しかし、目の周辺は皮膚が薄いため、ヒアルロン酸注射によって内出血や腫れ、むくみといった症状が3日~1週間程度続くことが多いでしょう。ダウンタイム中の症状は時間の経過とともに徐々に軽減されていきますが、中には内出血が2週間ほど続く場合もあります。

■ほうれい線へのヒアルロン酸注射のダウンタイム

ほうれい線へヒアルロン酸注射を適用すると、皮膚がふっくらと内側から持ち上がり、気になる溝を目立たなくさせられます。施術後は一時的な腫れや内出血、軽い違和感が生じることが一般的です。これらの症状は数日で軽減し、1週間程度で落ち着くことがほとんど。

施術直後から効果を実感できますが、自然な仕上がりになるまでには1〜3週間ほどかかります。そのため、ヒアルロン酸注入直後の皮膚は硬さがありますが、徐々になじんでいくためほとんどの場合心配不要です。まれに、ほうれい線にそって赤いみみず腫れのような症状が現れることがあります。これは、アレルギー反応の可能性があるため、速やかに病院を受診してみてください。

■唇へのヒアルロン酸注射のダウンタイム

唇へのヒアルロン酸注射では、厚みや形を調整できます。唇は皮膚が薄いため痛いと感じやすく、内出血や腫れといった症状も目立ちやすい部位です。基本的にこういった症状は2~3日程度で落ち着いていきますが、場合によっては内出血が1週間ほど続くこともあります。万が一、唇のヒアルロン酸注射によってダウンタイム中にしこりを感じた場合は、クリニックを受診しましょう。

■額へのヒアルロン酸注射のダウンタイム

額へヒアルロン酸を注入することで、丸みをプラスされたキュートな顔立ちに仕上がります。また、シワへのアプローチも可能です。額には血管や神経が多くあるため、内出血や腫れといった症状が現れやすい部位。他の部位に比べるとダウンタイムは若干長く、1~2週間程度であることが多い傾向です。額へのヒアルロン酸注射によって、まれに眉間や瞼、目の下といった周辺部位に腫れが現れることがあります。

■顎へのヒアルロン酸注射のダウンタイム

顎へのヒアルロン酸注射には、シャープな輪郭を演出したりEラインを整えたりする効果が期待できます。施術後に腫れや内出血、咀嚼時の違和感といった症状が現れやすいですが、1週間程度で緩和されていくことがほとんどです。

■その他の部位のダウンタイムの特徴

ヒアルロン酸注射は、顔以外のさまざまな部位にも適応することができます。例えば、手の甲への注入は、加齢による血管や腱の目立ちを軽減させることが可能です。ダウンタイムは比較的短く、腫れや内出血は1週間程度で落ち着きます。

首のシワやたるみの改善にぴったりな首元への注入では、腫れや赤みが2週間ほど続くのが一般的です。これらの部位は、通常の生活への影響が少なく、スムーズな改善を期待することが可能です。

ダウンタイムを短縮し、効果を最大化するためのケア方法

ヒアルロン酸注射後のダウンタイムをできるだけ長引かせないためには適切なケアが必要です。施術当日は飲酒を控え、激しい運動や長風呂も避けましょう。体が温まって血流が良くなると、内出血や腫れを引き起こすことがあります。また、ダウンタイム中のマッサージなどもやってはいけないことの1つ。患部を刺激すると浮腫みが生じやすくなることはもちろん、注入したヒアルロン酸が移動し、理想のデザインが崩れてしまうことがあります。

腫れや内出血といった症状を抑えるため、ヒアルロン酸注射直後のダウンタイム中には患部を冷やすことを意識しましょう。氷や保冷剤を水と一緒に袋に入れ、タオルに巻いて患部を冷やします。他にも、ヒアルロン酸を劣化させる原因となる紫外線をカットする、睡眠時は患部を圧迫しない体勢を意識するといったことも大切です。これらのケアを心がけることで、ヒアルロン酸の定着を促し、より長い期間理想に近いデザインの維持が叶うでしょう。

ヒアルロン酸注射後に起こるダウンタイムに関するよくある質問

ヒアルロン酸注射によるダウンタイム:部位別の代表的な症状と目安となる回復期間

ここからは、ヒアルロン酸注射を受けた際のダウンタイムに関するよくある疑問と、その解答をまとめました。腫れや赤みなどを早く治すために参考にしてみてください。

■ダウンタイムが長引く場合の対処法は?

ヒアルロン酸注射のダウンタイムが予想以上に長引く、腫れが引かない場合は、施術したクリニックに相談し、状況を詳しく説明しましょう。赤みや内出血が続く場合は、冷却パックの使用や安静を心がけることで症状が緩和される症例もありますが、放置しておくのは危険です。また、痛みや違和感が強い場合にも医療機関を受診し、医師の指示に従うのが基本。ヒアルロン酸注射によるダウンタイムは個人差や施術部位によって回復期間・症状が異なることを念頭に置き、焦らず適切な対処をしましょう。

■メイクや洗顔はいつから可能?

ヒアルロン酸注射後のメイクや洗顔の再開時期は、施術部位や個人の回復状況によって異なりますが、一般的には施術後24~48時間経過してからとされています。メイクに関しては、腫れや内出血が落ち着いてから始めるのが基本です。洗顔は優しく行うことを心がけ、施術部位を強くこすらないよう注意しましょう。また、完全に回復するまでは刺激の強い化粧品や美容機器の使用は避けることも覚えておきたいポイントです。

ただし、メイクや洗顔の再開は、クリニックによって基準が異なるため、基本的には医師の指示に従います。不安な点がある場合は、遠慮なく担当医に相談しましょう。

■日常生活への影響と対策は?

ヒアルロン酸注射のダウンタイムでは、通常の生活に大きな支障が出ないことがほとんどです。ただし、腫れや内出血が目立っているように感じることもあり、仕事や社交の予定がある場合は、施術後2〜3日は余裕を持たせておくと良いでしょう。部位によってはマスクなどで隠すこともできます。

■おわりに

ヒアルロン酸注射を行った際のダウンタイムは、施術部位や個人差により異なりますが、適切なケアと注意を払うことで緩和できるケースがあります。症状の多くは一時的で、数日~2週間程度で改善することがほとんど。ヒアルロン酸注射の効果を効率的に引き出して長持ちさせるために、お伝えしたポイントを押さえましょう。不安や疑問がある場合は、遠慮なく専門医に相談することが大切です。ヒアルロン酸注射で理想の自分を目指すために、信頼できる美容クリニックでの施術を検討してみてください。

広島の美容皮膚科・美容内科・美容外科・アートメイク ヤヨイクリニック(YAYOI CLINIC)では、お肌、お身体、お顔のお悩み別に治療法をご紹介しています。
皆さまにより良い選択肢をご提案できますよう一人ひとりのお肌の状態を見極め、治療期間やご予算、ダウンタイムの許容範囲などご希望に合わせた治療方針を立案していく考えです。
お悩みのある方は、まずはカウンセリングにお越しください。

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【治療の内容】 ヒアルロン酸製剤の注入
【治療期間および回数】1回毎
【費用】1本 ¥79,800(+施術料 ¥22,000)※使用する本数には個人差があります。
【リスク・副作用等】アレルギー反応、疼痛、感染、修正位置のずれなど
【未承認医療機器・未承認医薬品等を用いた治療について】
・本治療には国内未承認の薬剤および薬事承認された使用目的とは異なる治療が含まれます。
・治療に用いる医薬品および医療機器は、当クリニックの医師の判断のもと、個人輸入手続きを行ったものです。個人輸入における注意すべき医薬品等に関する情報は、下記をご参照ください。
https://www.yakubutsu.mhlw.go.jp/individualimport/purchase/index.html
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・重大なリスク・副作用などが明らかになっていない可能性があります。
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