広島の美容皮膚科・美容内科・美容外科・アートメイク YAYOIクリニック | 9:00-18:00(不定休)

ボトックスで額のシワを解消!施術方法や治療効果、注意点を解説

監修医師

伊藤 やよいこ医師

プロフィール
広島大学医学部卒業。総合診療内科勤務を経て、美容医療の第一線で活躍している先生方に師事。美容の知見やスキルを習得したのち、2023年YAYOI CLINIC(ヤヨイクリニック)院長に就任。得意施術はボトックスやヒアルロン酸注入、カスタマイズたるみ治療など。丁寧な診察と痛みに配慮したナチュラルな施術がモットー。

ボトックス注射は、額のシワに悩む方にとって魅力的な選択肢の一つです。しかし、初めて美容医療を検討する方は、施術への不安や疑問も多いでしょう。そこで、この記事では、額ボトックスの施術方法や持続期間、効果、注意点などを詳しく解説します。額のシワに悩んでいる方や、ボトックス注射が気になる方はぜひ参考にしてください。

額のシワはなぜできる?原因と種類を解説

額のシワがいつの間にか現れ、悩んでいる方も多いのではないでしょうか?シワには種類があり、それぞれ特徴が異なります。原因もいくつかあるため、まずはシワの種類と原因を知っておきましょう。

■額のシワの主な原因

額にシワができる原因は主に4つあります。

  • 肌の乾燥
  • 表情
  • 加齢
  • 紫外線

肌が乾燥するとシワの初期症状である細かい「ちりめんジワ」ができやすくなります。また、笑いジワや眉間のシワなど、表情筋によって溝が生じることも。加齢の影響も大きく、年とともに肌の水分量が失われていくことで、シワが深くなりより悪目立ちするようになるのです。さらに、気をつけたいのが紫外線。紫外線は肌の弾力を維持するコラーゲンやエラスチンを減少させるほか、肌が乾燥する原因にもなるため、さまざまなシワを誘発します。

■額にシワができるメカニズム

皮膚は、表皮・真皮・皮下組織という層で構成されており、シワは表皮性のものと真皮性のものに大きくわけられます。表皮性のシワは角質層の水分量の減少によって現れやすく、しぼんだような見た目になるのが特徴です。乾燥によってできる「ちりめんジワ」は表皮性のシワに該当します。また、真皮性のシワとは、真皮を構成するコラーゲンやエラスチンといった組織が、加齢や紫外線によって維持できなくなることで現れるシワです。真皮は表皮よりも深い層にあることから、真皮性のシワは深く刻まれます。

■静的シワと動的シワの違い

額のシワは、動的シワと静的シワに分類することも可能です。動的シワは表情筋の収縮によって生じるもので、同じ表情が繰り返されることで深くなるのが特徴的です。一方、静的シワは真顔でも見られる乾燥によるちりめんジワや、加齢に伴って現れるシワなどを指します。ボトックス注射は主に動的シワの改善に効果が期待できるといわれています。

ボトックス注射とは?額への施術方法

ボトックスで額のシワを解消!施術方法や治療効果、注意点を解説

ボトックス注射は、額のシワ悩みに対して効果が期待できる注目の施術です。しかし、そもそもボトックス注射がどういったものなのか、よく分からない方もいるはず。施術を受ける前に、ボトックス注射の基礎知識や施術方法を理解しておきましょう。

■ボトックス注射とは何か

ボトックス注射は、A型ボツリヌス毒素を含む薬剤を注射する施術です。毒素といっても、ボツリヌス菌が産生するタンパク質を加工したものなので心配はありません。ボトックス注射をすると、薬剤を注入した部分の筋肉の動きを緩めることができます。それにより、シワを目立ちにくくしたり、過剰に発達したパーツをスッキリと見せたりすることが可能になるのです。また、エラボトックスや口角ボトックスなど施術のバリエーションも豊富。ボトックス注射は、ほかにも肩や脇、ふくらはぎにも適応できます。

■額ボトックスの施術の流れ

額ボトックスの施術の流れは以下のとおりです。

  1. カウンセリング・診察
  2. 施術
  3. アフターケア

額ボトックスの施術を受ける前に、まずはカウンセリングと診察を実施。医師が一人ひとりのシワの状態や表情筋の強さを確認し、ボトックス施術が適しているか判断します。このときに、希望する顔のイメージを話し合い、不安や疑問があれば解消しておきましょう。

カウンセリングと診察で問題なければ施術開始です。細い注射針を使用して、額の筋肉に適量の薬剤を注入します。所要時間は10分程度。ダウンタイムがほぼなく、施術後はすぐに日常生活に戻れるのが特徴的です。

アフターケアでは、施術部位の状態を確認するために再来院をお願いすることもあります。理想の姿を維持するためにも、術後はクリニックの指示を守って過ごしてください。

■額ボトックスに適した年齢と時期

額のボトックス治療は、年齢を問わず効果が期待できますが、シワ予防のために施術を受ける場合は30~40代が適しているでしょう。加齢によるシワがまだ浅い30~40代のうちからボトックスの治療を始めることで、長期的に若々しい印象を維持することが可能です。とはいえ、20代で表情ジワが気になり始める場合もあります。ボトックス注射に年齢制限はないため、シワが気になる方は20代でもクリニックに相談すると良いでしょう。

ボトックス注射を額に打った際に得られる効果

ボトックス施術はシワの解消が期待できる治療法ですが、シワ改善以外の効果はあるのでしょうか?また、効果はどのように現れるのか、詳しく見ていきます。

■額ボトックスで期待できる若見え効果

ボトックス注射では、額のシワ解消と同時に未来のシワ予防も期待できます。シワが目立たなくなることで、見た目が若々しくなり生き生きとした印象に変わるでしょう。額や眉間にシワがあり、ファンデーションが溜まってしまう方におすすめの治療です。シワが寄らない、つるんとした額になるため、周囲からも好印象を得やすくなるでしょう。

■ボトックス注射で額に効果が現れるのはいつから?

個人差はありますが、ボトックス注射の効果は数日経ってから少しずつ出現し始めます。その後、14日前後でピークを迎えるでしょう。効果が出始める時期は、眉毛を動かしにくい違和感があったり、表情によってシワが寄ったりすることがあるかもしれません。2~3週ほど経過すると効果が安定するため、焦らずに過ごすことが大切です。

■額ボトックスの持続期間

ボトックス注射の持続期間は、薬剤の種類や筋肉量によって異なりますが、3~6ヶ月程度が一般的。さらに効果を持続させたい場合は、効果が薄れてきた時期にボトックス製剤の再注入が必要です。ただし、あまりにも短期間で額ボトックスを繰り返し打ち続けると、抗体ができて十分な効果を得られない可能性があります。再注入のタイミングについては医師とよく相談することが大切です。

額ボトックスを受けるときの注意点

ボトックス注射にはいくつか注意点があります。「おでこにボトックス注射をして後悔した」ということにならないよう、気をつけたいポイントを確認しておきましょう。

■施術後の生活で制限がある

ボトックス注射の効果をより大きく引き出すために、施術直後から数日間は、注射部位に過度な刺激を与えないよう注意が必要です。とくに、サウナや長時間の熱いお風呂、激しい運動は控えましょう。また、患部を揉んだり擦ったりしないことや、アルコールの摂取を避けることも大切。というのも、ボトックスが熱の影響を受けて効果が発揮されにくくなる、製剤がうまく定着せず筋肉を緩める効果がほかの部位に広がる可能性があるためです。これらの注意点を守ることで、副作用を避け、額のシワ解消効果を維持しやすくなります。

■痛みや副作用が出ることがある

額ボトックスはダウンタイムがほとんどない治療法ですが、薬剤を注入するときに痛みを感じたり、副作用が出たりすることも。具体的な副作用は「表情が乏しくなる」「眉毛が吊り上がる」「顔が左右非対称になる」「眼瞼下垂(がんけんかすい)になる」などさまざまです。ただし、眼瞼下垂が起こると、まぶたが下がって見えにくくなるため、日常生活に支障が出るかもしれません。副作用は注入量を調整することで改善できる場合もあるため、医師に相談してみましょう。

■すべてのシワに効果が現れるわけではない

額ボトックスでは、すべてのシワに効果が現れるわけではありません。ボトックス注射は深く刻まれたシワや、加齢によるシワに対しては十分な効果が得られない可能性があります。シワ改善が期待できる治療法として、ヒアルロン酸注入という選択肢も。そのため、カウンセリング時に、ボトックス注射以外に適した治療法がないか確認してみましょう。

■医師の技術力により仕上がりに差が出やすい

額ボトックスのデメリットは、医師の技術力により仕上がりに差が出やすいところだといえます。額ボトックスで美しい仕上がりにするためには、注射の向きや打つ位置、薬剤の注入量や全体のバランスなどが重要です。そのため、クリニックを選ぶ際は、医師の経験やスキルをチェックし、信頼できる医師がいるところを選びましょう。また、アフターフォローやカウンセリングの丁寧さも、クリニック選びの重要なポイントです。

■おわりに

ボトックスによる額のシワ解消は、自然な表情を保ちながら若々しい印象を取り戻せる点が大きな魅力といえるでしょう。ただし、効果をより大きく引き出すには、信頼できる医療機関での施術が不可欠。専門医との十分な相談を重ね、自分に合った治療プランを見つけることが大切です。なお、美容医療には、額のシワ解消以外にもさまざまな悩みに対応できる治療法があるため、相談してみてはいかがでしょうか。

広島の美容皮膚科・美容内科・美容外科・アートメイク ヤヨイクリニック(YAYOI CLINIC)では、お肌、お身体、お顔のお悩み別に治療法をご紹介しています。
皆さまにより良い選択肢をご提案できますよう一人ひとりのお肌の状態を見極め、治療期間やご予算、ダウンタイムの許容範囲などご希望に合わせた治療方針を立案していく考えです。
お悩みのある方は、まずはカウンセリングにお越しください。

■あなたにおすすめの関連記事

【治療の内容】 ボツリヌストキシン製剤注入
【治療期間および回数】3~4ヶ月ごとに1回
【費用】
・1単位 ¥649~¥869(+施術料 ¥22,000)※使用する製剤・単位数によって個人差があります。
【リスク・副作用等】頭痛、注射部位の痛み・腫れ、筋肉の部分的な脱力、赤み、あざ、無感覚、内出血など
【未承認医療機器・未承認医薬品等を用いた治療について】
・本治療には国内未承認医薬品または薬事承認された使用目的とは異なる治療が含まれます。
・治療に用いる医薬品および医療機器は、当クリニックの医師の判断のもと、個人輸入手続きを行ったものです。
https://www.yakubutsu.mhlw.go.jp/individualimport/purchase/index.html
・薬事承認された薬剤を除き、同一成分や性能を有する他の国内承認医薬品はありません。
・諸外国における安全性等に係る情報
-ボトックスビスタ®は「65歳未満の成人における眉間又は目尻の表情ジワ」で国内薬事承認
-NABOTAは米国FDA承認を取得
・重大なリスク・副作用などが明らかになっていない可能性があります。
・万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。

CATEGORY

カテゴリー

ARCHIVE

アーカイブ