河野 貴子（こうの きこ）医師
プロフィール
川崎医科大学医学部卒業。中核病院等で約20年間皮膚科医として勤務。長年の経験と実績を生かし、美容皮膚科医の道へ。皮膚をしっかり診て、皮膚のどこで何が起こっているのかを追求してアプローチする診療スタイル。得意施術はカスタマイズ治療とレーザー治療、ボトックス、肌育注射など。プライベートでは2児の母。
ニキビ痕（ニキビ跡）のクレーターに対する治療方法を広島の美容皮膚科ヤヨイクリニック（YAYOI CLINIC）が解説します。凸凹として目立ち、多くの人を悩ませるニキビ痕。クレーターがあることで、素肌に自信を持てなくなってしまったという方もいらっしゃるでしょう。しかし、クレーター状のニキビ痕は、セルフケアでの改善はなかなか難しいものです。この記事では、クレーターを形成する原因を徹底解説。クレーター肌に悩む方に向けて、レーザーやマイクロニードルなど広島の美容皮膚科で受けられるおすすめのニキビ痕治療も紹介するので、ぜひ参考にしてください。
クレーター状のニキビ痕｜発生原因とは？
ニキビ痕の一種であるクレーターは、深刻なニキビによって引き起こされる肌の凹みです。ニキビは、悪化すると炎症や化膿が皮膚の真皮層にまで広がってしまうことも。その結果、ダメージによってニキビを形成していた毛穴周辺の組織が破壊されて凹み、クレーターになります。とくに、皮脂の分泌が多い鼻や眉間などのTゾーンや、乾燥によりニキビができやすい頬や口元はクレーター状のニキビ痕ができやすい場所だといえるでしょう。炎症が長期間続いた場合や、ニキビをつぶしてしまった場合はクレーター状のニキビ痕になりやすいため、症状を察知したら早めに治療することが大切です。
ニキビ痕のクレーターの種類
ニキビ痕のクレーターは複数存在し、大きさや形状によって、アイスピック型、ボックス型、ローリング型の3つの種類に分けられます。それぞれの症状の特徴を理解し、最適な治療を選択しましょう。
■アイスピック型の特徴
アイスピック型は、名前のとおりアイスピックで刺したあとのように鋭利な穴が深く刻まれる点が特徴的。表面上のサイズは小さく見えますが、皮膚の奥にある真皮層や皮下組織まで達することもあり、治療が難しい傾向があります。見た目で判断すると毛穴の開きだと誤認するケースもありますが、以前ニキビができていた箇所に小さな穴が現れた場合は、アイスピック型のクレーターを疑いましょう。
■ローリング型の特徴
直径4～5mm程度の大きな形状が特徴のローリング型は、比較的くぼみ方が緩やかなクレーターです。広範囲に浅く凹んだニキビ痕が広がってしまうケースもあり、肌全体が波状になってしまうことも。ファンデーションなどでのカバーが難しく、多くの女性が悩まされている症状の1つでもあります。
■ボックス型の特徴
ボックス型のクレーターは、正常な肌との境目がはっきりとしており、底面が平らなものを指します。サイズはバラバラで、深さは真皮層まで達しているケースが多いでしょう。3つの種類の中では最も頻度の高い形状です。
広島のYAYOI CLINICで受けられるニキビ痕のクレーター治療
ニキビ痕のクレーターはセルフケアのみで完全に改善することは難しいため、美容皮膚科などのクリニックを頼ると良いでしょう。広島の美容皮膚科「YAYOI CLINIC」では、ニキビ痕の形状や深さに応じて、サブジションやトライフィルプロ、ジュベルックなどさまざまな治療法が用意されています。
YAYOI CLINICでは、施術前に独自のシステムによる丁寧なカウンセリングが行われています。治療方法の選択で悩んだ際は、医師と相談のうえでアプローチの仕方を決定するようにしましょう。
以下で詳しく、それぞれの治療方法について詳しく解説します。
■サブシジョン
ニキビ痕がクレーター状になってしまう原因はさまざまですが、中にはニキビの慢性化により皮膚の深くにできた繊維が皮膚を引っ張り、凸凹が生じている場合も。このようなケースのニキビ痕の治療では、特殊な針を挿入し癒着部分を切り離すサブシジョンが適しています。レーザー治療やマイクロニードルなどの方法でクレーターが改善しなかった方におすすめのアプローチです。
ダウンタイムは1～2週間ほど。施術範囲によって程度は異なりますが、一時的な内出血や赤みが現れることが多いでしょう。また、1回の治療でクレーターが完全に改善するのではなく、複数回の施術を重ねることで効果が期待できる点にも注意が必要です。
■トライフィルプロ
※画像はイメージです
アイスピック型、ローリング型、ボックス型の特徴を併せ持ったMIX型のニキビ跡の治療には、トライフィルプロがおすすめです。
トライフィルプロはサブジション治療のうちの1つですが、CO2ガスの注入、サブジション、薬剤の注入の3つの同時施術が可能です。極細の針でCO2ガスを注入することで癒着した皮膚組織を切り離し、その空間に肌悩みに合わせた薬剤を注入。その後再びCO2ガスを注入することで薬剤を均一に行きわたらせます。
サブジションでは施術中の出血やダウンタイム中の内出血や腫れなどの症状が懸念されていますが、トライフィルプロはこういった症状が軽減されている点が特徴です。ダウンタイムは3日程度と比較的短く、仕事などの都合でダウンタイムを長くとれない方にもおすすめの施術です。一方で、ニキビ痕の形状によっては複数回の施術が必要な場合もあります。施術回数や頻度についてはカウンセリング時に医師にご相談ください。
■ジュベルック
ジュベルックとは、ポリ乳酸と架橋という加工が施されていない非架橋ヒアルロン酸を組み合わせた製剤のこと。ポリ乳酸とは、皮膚の真皮層に存在する線維芽細胞を刺激することで肌のハリや弾力に不可欠なコラーゲンなどの成分の増生を助ける効果が期待できる成分です。ニキビ跡が気になる部分の真皮層にジュベルックを注入することにより、ハリのふっくらとした肌を目指しながら、クレーター状のニキビ痕の改善が期待できるでしょう。ポリ乳酸のコラーゲン増生をサポートする効果は1～2年程度続くため、長期間効果を感じやすい点がメリットです。一方で、ジュベルックでは徐々にコラーゲンが産生されることで効果を得られるため、即時的な改善は感じにくい点はデメリットといえます。また、本来の効果をきちんと得るためには、複数回の施術が必要です。
ジュベルックは先述のサブジションやトライフィルプロとの組み合わせも可能。多角的にアプローチすることでよりニキビ痕が目立ちにくいなめらかな肌を目指せるでしょう。
■YAYOI CLINICでのニキビ治療
※画像はイメージです
YAYOI CLINICでは、20年以上の経験を積んできた皮膚科医が在籍。ニキビ痕の豊富な治療経験を持ち、一人ひとりの症状に合わせた最適な治療方法をご提案します。加えて肌診断機「VISIA®（ビジア）」を用いることで肌の状態を可視化。施術前後での肌の変化がわかりやすく効果を実感しやすい点もうれしいポイントです。また、ニキビ痕の形状や深さ、色素沈着の有無などの状態に合わせて、ポテンツァやダーマペンとのコンビネーション治療も行っており、多角的なアプローチが可能。ニキビやニキビ痕を治療することはもちろん、再びニキビ痕を繰り返さない健やかな肌の土台づくりにも力を入れています。症状を改善するとともに再発防止も意識したいという方はぜひYAYOI CLINICまでご相談ください。
ニキビ痕のクレーターを治療する際に気をつけたいポイント
ここまで、ニキビ痕のクレーターを改善するための治療法を解説しました。なるべく早く治療を受けたいと考えている方もいらっしゃるかもしれませんが、施術を検討する際はきちんと医師の診察を受け、自身の肌の状態に合ったアプローチを選択することが大切です。効果だけでなく、ダウンタイムや副作用などのリスクについても十分知ったうえで施術当日を迎えましょう。また、美容医療は保険適用外である自由診療の場合がほとんどであるため、費用が高額になる傾向があります。クリニックによって価格が大きく変わることもあるため、事前に公式サイトなどを確認し、複数の美容皮膚科を比較検討すると良いでしょう。
■おわりに
ニキビ痕がクレーターになってしまう原因や種類、治療法を広島の美容皮膚科ヤヨイクリニックが解説しました。ニキビ治療はメンズも高い関心を寄せるアプローチ。クレーターは放置すると治療が長期化してしまうこともあるため、早い段階で美容皮膚科などのクリニックを受診すると良いでしょう。また、クレーター状のニキビ痕ができてしまう原因を理解し、発生を防ぐことも重要です。正しいスキンケアと治療を徹底し、理想の肌を目指しましょう。
広島の美容皮膚科・美容内科・美容外科・アートメイク ヤヨイクリニック（YAYOI CLINIC）では、お肌、お身体、お顔のお悩み別に治療法をご紹介しています。
皆さまにより良い選択肢をご提案できますよう一人ひとりのお肌の状態を見極め、治療期間やご予算、ダウンタイムの許容範囲などご希望に合わせた治療方針を立案していく考えです。
お悩みのある方は、まずはカウンセリングにお越しください。
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・治療に用いる医薬品および医療機器は、当クリニックの医師の判断のもと、個人輸入手続きを行ったものです。
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万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。
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・トライフィルプロの治療には、国内未承認医薬品または医療機器を用いた施術が含まれます。
・治療に用いる医薬品および医療機器は、当クリニックの医師の判断のもと個人輸入手続きを行ったものです。
・同一成分や性能を有する他の国内承認医薬品はありません。
・諸外国における安全性等に係る情報
重大なリスク・副作用が明らかになっていない可能性があります。
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万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。
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【費用】1回¥55,000～149,800
【副作用・リスク】
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【使用機器について】
・ジュベルックの治療には、国内未承認医薬品または医療機器を用いた施術が含まれます。
・治療に用いる医薬品および医療機器は、当クリニックの医師の判断のもと個人輸入手続きを行ったものです。個人輸入における注意すべき医薬品等に関する情報は、下記をご参照ください。
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・同一成分や性能を有する他の国内承認医薬品はありません。
・諸外国における安全性等に係る情報
米国食品医薬品局（FDA）
韓国食品医薬品安全省（MFDS）
欧州のCE医薬品
重大なリスク・副作用などが明らかになっていない可能性があります。
・医薬品副作用被害救済制度について
万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。
【施術の内容】VISIA
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【副作用・リスク】微弱なUV光を使用しますが、照射時間は一瞬のため悪影響が生じることはほとんどありません。
【使用機器について】
・VISIAの治療には、国内未承認医薬品または医療機器を用いた施術が含まれます。
・治療に用いる医薬品および医療機器は、当クリニックの医師の判断のもと個人輸入手続きを行ったものです。個人輸入における注意すべき医薬品等に関する情報は、下記をご参照ください。
https://www.yakubutsu.mhlw.go.jp/individualimport/purchase/index.html
・同一成分や性能を有する他の国内承認医薬品はありません。
・諸外国における安全性等に係る情報
重大なリスク・副作用などが明らかになっていない可能性があります。
・医薬品副作用被害救済制度について
万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。
