ボルニューマの痛みが少ないのはどうして？他の治療との違いも解説

ボルニューマの痛みについて解説します。美容医療の世界で注目を集めているボルニューマ。その効果と痛みについて気になっている方も多いのではないでしょうか。ここでは、ボルニューマの治療内容や刺激を軽減する工夫について詳しくまとめています。他の治療法との違いや併用可能な施術もまとめているので、自分に合った美容医療を見つける際の参考にしてください。

ボルニューマとは？基本情報と特徴

まずは、ボルニューマの基本的な情報をチェックしていきましょう。

■ボルニューマの仕組みと効果は？

ボルニューマとは、高周波（RF）を真皮層や皮下組織全体に照射する治療のことをいいます。真皮層だけでなく、深いところにある脂肪層などにも、熱エネルギーを均一に加えられるのが特徴です。

ボルニューマの熱エネルギーには、脂肪層で熱変性を起こして引き締める作用があります。また、真皮層を刺激してコラーゲンの産生を促すため、肌のハリ・弾力アップにも効果的です。

■ボルニューマの主な適応部位は？

ボルニューマは、顔を中心に首などにも適応可能な施術です。フェイスラインはもちろん、目元や頬、口周りといった部位のたるみにもアプローチできます。

幅広い部位への照射を可能にしているのが、カートリッジです。4種類のカートリッジの使い分けによって、目の周りやデコルテなどにもあてられるのです。このことから、ボルニューマは、悩みに合わせて柔軟に対応できる施術として注目を集めています。

ボルニューマの費用は？

ボルニューマの費用は施術部位によって異なりますが、一般的には全顔1回あたり10万円前後が目安です。全顔にプラスして顎下まで照射する場合は、12～14万円前後の費用がかかります。クリニックによって料金設定が異なり、複数回のセットプランや他の施術とのコンビネーションプランなどでお得になる場合もあります。目的や予算に合わせてメニューを決めましょう。

受診先によっては、部分的に高周波を照射するライトコースがあるところも。5～8万円程度で治療を受けられるので、初めての方も検討しやすいでしょう。1回試して経過を見ながら、追加の施術を検討するのもおすすめです。

■ボルニューマの効果はいつからいつまで続く？

ボルニューマの効果がしっかり現れるのは、一般的には施術後1ヶ月からとされています。一方で、施術後数日以内に「たるみが改善された」と感じる方も。術後の変化には個人差があるため、直後に「ボルニューマを受けたけど効果ない」と判断するのではなく、時間がかかることを考えて少し気長に待つと良いでしょう。

なお、効果のピークは施術後1～3ヶ月です。その後は徐々に作用が弱まるため、良い状態をキープしたい場合は4～6ヶ月に1回の治療が必要です。これは、1回のボルニューマでたるみを治療したい方にとっては、デメリットともいえるかもしれません。

■ボルニューマでこけることはある？

ボルニューマは皮下組織を収縮させて引き締めるため、こける可能性がないとはいいきれません。皮下脂肪が少ない方、少ない部位への照射は、慎重に行う必要があります。肌の状態を見極めた上で、合った治療を提案してくれるクリニックを選びましょう。

ボルニューマの痛みについて

ボルニューマは、痛みに配慮された治療法です。真皮層や皮下組織をターゲットとしているため、表皮へのダメージを抑えられます。また、機器に振動機能や冷却機能が搭載されていることもあり、肌表面を保護しながら施術が行えます。

ただし、まったく痛みがないわけではありません。治療を中断するほどの刺激はありませんが、熱エネルギーを加えるため「熱い」と感じる可能性もあります。感じ方には個人差があるため「痛くない」「ちょっと痛い」など、評価もそれぞれでしょう。

■ボルニューマの痛みを軽減するには

ボルニューマは、基本的には麻酔を使わずにできる治療です。しかし、痛みが心配な方に対しては、施術前に笑気麻酔や麻酔クリームを使用するなどの対応を行っている医療機関も少なくありません。痛みに敏感な方は、事前に医師に伝えておくと良いでしょう。

ボルニューマ

ボルニューマと他の治療を比較してみよう！

ボルニューマと同じたるみの治療法としてよく比較されるのが、ハイフやサーマクールです。では、これらの治療にはどのような違いがあるのでしょうか。ボルニューマとハイフ・サーマクールの違いをチェックしていきましょう。

■ボルニューマとハイフの違い

ボルニューマは高周波を利用し、真皮層や皮下組織全体に熱を伝えることで効果を発揮します。一方でハイフは、皮下組織から肌の土台となるSMAS層に、超音波をピンポイントで照射する治療です。ハイフには、SMAS層を熱凝固させて引き締める効果があります。また、熱変性の治癒過程でコラーゲン産生を活性化する作用も期待できるのです。そのためリフトアップや小顔を目指す方に選ばれています。なお、費用面ではボルニューマのほうがお得に受けられる傾向にあります。

ハイフには、タンパク質変性に着目したスーパーハイフも。ハイフよりも肌のタイトニング・ボリュームダウンを効率的に行えるのが特徴です。

ハイフ

■ボルニューマとサーマクールの違い

サーマクールは、ボルニューマと同じ高周波を照射してたるみを改善する治療です。ボルニューマとサーマクールの大きな違いが、カートリッジの種類と痛みへの配慮。ボルニューマのカートリッジが4種類あるのに対して、サーマクールは3種類です。そのため、ボルニューマのほうが目の下や首など、幅広い範囲に照射可能。また、冷却機能・振動機能をもたないサーマクールと比べて、ボルニューマは痛みが少ないといわれています。なお、ボルニューマのほうが、やや高い値段設定となっていることが多いでしょう。

■ボルニューマとテノールの違い

テノールも、高周波を使ったたるみ治療の1つ。高周波で水の分子を振動させて、真皮層・脂肪層に熱を加えて収縮を起こし、脂肪の質や皮下の状態を改善します。また、線維芽細胞の活性化によりコラーゲン産生も促進することから、肌のハリをアップさせる効果もあります。徐々に熱を加えるため、痛みを感じることなく施術を受けられるのが魅力です。顔以外に、ボディのケアにも用いられている治療です。どちらが適しているかは、個々の肌状態によって異なるので、医師と相談して決めましょう。

サーマジェン

サーマニードル

肌の悩みにさらにアプローチできる！ボルニューマと併用可能な施術

ボルニューマは、他の美容治療と組み合わせることでさらに高い効果が期待できます。例えば、ボルニューマとハイフではアプローチする層が異なります。ボルニューマが作用するのが真皮層～皮下組織であるのに対し、ハイフは皮下組織～SMAS層。そのため、2つの治療を併用すれば浅い層と深い層のどちらにも働きかけられるのです。「より効果を得たい」「ボルニューマとハイフのどっちを受けるか迷っている」という方は、2つ受けることも検討してみましょう。

また、ヒアルロン酸注射、ボトックス注射、糸リフト、ポテンツァなどとの併用も可能です。肌の悩みをより効果的に改善したい方は、医師と相談した上でこれらを組み合わせた治療も検討してみることをおすすめします。

たるみ・ほうれい線

ヒアルロン酸

ボトックス注射

糸リフト

ポテンツァ

■おわりに

ボルニューマは、痛みを抑えつつたるみを改善したい方にとって、魅力ある選択肢の1つです。しかし、どの治療を受けるにしても、自分の悩みにマッチしたものを選ぶ必要があります。そのためには、肌の状態を見極めて治療を提案してくれる医師の存在が欠かせません。ぜひ信頼できる医療機関を見つけて、自分らしい輝きを手に入れてください。

広島の美容皮膚科・美容内科・美容外科・アートメイク ヤヨイクリニック（YAYOI CLINIC）では、お肌、お身体、お顔のお悩み別に治療法をご紹介しています。
皆さまにより良い選択肢をご提案できますよう一人ひとりのお肌の状態を見極め、治療期間やご予算、ダウンタイムの許容範囲などご希望に合わせた治療方針を立案していく考えです。
お悩みのある方は、まずはカウンセリングにお越しください。

【治療の内容】高周波RF治療
【当院採用機器】ボルニューマ
【治療期間および回数】4～6ヶ月に1回程度
【費用】
・ライトコース（部分）：1回 ¥55,000
・ベーシックコース（全顔）：1回 ¥99,000（鼻の追加照射＋¥22,000）
・フルコース（全顔＋顎下）：1回 ¥138,000（鼻の追加照射＋¥22,000）
【リスク・副作用等】熱感、紅斑、浮腫、火傷、水疱、しびれ、知覚鈍麻、内出血、皮膚表面の凹凸、しこり、単純ヘルペスの再活性化など
【使用機器について】
・ボルニューマの治療には、国内未承認医薬品または医療機器を用いた施術が含まれます。
・治療に用いる医薬品および医療機器は、当クリニックの医師の判断のもと、韓国のCLASSYS社より個人輸入手続きを行ったものです。
・同一成分や性能を有する他の国内承認医薬品はありません。
・国内未承認医療機器のため、重大なリスクや副作用が明らかになっていない可能性があります。
・万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。

【治療の内容】医療用HIFU（高密度焦点式超音波）
【当院採用機器】スーパーハイフ
【治療期間および回数】治療後6ヶ月以降から再照射可能
【費用】全顔1回：¥69,800、全顔+顎下1回：¥76,780
【リスク・副作用等】痛み、赤み、熱傷、腫れ、浮腫みなど
【使用機器について】
・スーパーハイフの治療には、国内未承認医薬品または医療機器を用いた施術が含まれます。
・治療に用いる医薬品および医療機器は、当クリニックの医師の判断のもと購入手続きを行ったものです。
・同一成分や性能を有する他の国内承認医薬品はありません。
・重大なリスク・副作用などが明らかになっていない可能性があります。
・万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。

【治療の内容】高周波RF治療
【当院採用機器】 サーマジェン
【治療期間および回数】1ヶ月に1回、計4～6回程度
【費用】
・全顔+顎下：1回 ¥65,780
・中顔面+下顔面+顎下：1回 ¥49,800
・下顔面+顎下：1回 ¥24,200
・顎下：¥21,780
【リスク・副作用等】赤み、腫れ、むくみ、熱感、熱傷、色素沈着、肝斑の悪化など
【使用機器について】
・サーマジェンの治療には、国内未承認医薬品または医療機器を用いた施術が含まれます。
・治療に用いる医薬品および医療機器は、当クリニックの医師の判断のもと、個人輸入手続きを行ったものです。個人輸入における注意すべき医薬品等に関する情報は、下記をご参照ください。
https://www.yakubutsu.mhlw.go.jp/individualimport/purchase/index.html
・国内未承認医療機器のため、重大なリスクや副作用が明らかになっていない可能性があります。
・万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。

【治療の内容】マイクロニードルRF
【当院採用機器】サーマニードル
【治療期間および回数】4週間に1回、計5回程度 ※治療間隔は個人差があります。
【費用】
・全顔：1回 ¥44,000
・全顔＋顎下：1回 ¥55,000
【リスク・副作用等】赤み、点状出血斑、ざらつき、皮むけ、色素沈着、かさぶた、瘢痕など
【使用機器について】
・サーマニードルの治療には、国内未承認医薬品または医療機器を用いた施術が含まれます。
・治療に用いる医薬品および医療機器は、当クリニックの医師の判断のもと、個人輸入手続きを行ったものです。個人輸入における注意すべき医薬品等に関する情報は、下記をご参照ください。
https://www.yakubutsu.mhlw.go.jp/individualimport/purchase/index.html
・国内未承認医療機器のため、重大なリスクや副作用が明らかになっていない可能性があります。
・万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。

【治療の内容】 ヒアルロン酸製剤注入
【当院採用薬剤】
・ジュビダームビスタ® ボライトXC
・ジュビダームビスタ® ボルベラXC
・ジュビダームビスタ® ボリフトXC
・ジュビダームビスタ® ボラックスXC
・ジュビダームビスタ® ボリューマXC
【治療期間および回数】15分程度、1回ごとの治療
【費用】1本 ¥79,800（＋施術料 ¥22,000）※使用する本数には個人差があります。
【リスク・副作用等】アレルギー反応、疼痛、感染、修正位置のずれなど
【未承認医薬品等であることについて】
・ヒアルロン酸注射およびヒアルロニダーゼ注入には、国内未承認の薬剤および薬事承認された使用目的とは異なる治療が含まれます。
・治療に用いる医薬品および医療機器は、当クリニックの医師の判断のもと、個人輸入手続きを行ったものです。個人輸入における注意すべき医薬品等に関する情報は、下記をご参照ください。
https://www.yakubutsu.mhlw.go.jp/individualimport/purchase/index.html
・諸外国における安全性等に係る情報
－ジュビダームビスタ®シリーズ：「顔面の中等度から重度のシワや溝の修正」で国内薬事承認
－ヒアルロニダーゼ：韓国・MFDSより承認
・重大なリスク・副作用などが明らかになっていない可能性があります。
・万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。

【治療の内容】 ボツリヌストキシン製剤注入
【採用薬剤】
・ボトックスビスタ®（A型ボツリヌス毒素）
・NABOTA（A型ボツリヌストキシン）
【治療期間および回数】3～4ヶ月ごとに1回
【費用】
・ボトックスビスタ®（A型ボツリヌス毒素）
－全顔 1単位 ¥869（＋施術料 ¥22,000）※使用する単位数には個人差があります。
・NABOTA（A型ボツリヌストキシン）
－全顔：1単位 ¥649（＋施術料 ¥22,000）※使用する単位数には個人差があります。
－エラ：¥29,800～¥32,800
－マイクロボトックス（顔）：¥34,800
－両脇：¥39,800
－ボトックスリフト：¥34,800
－ボトックスリフト＋首：¥39,800
－肩：¥34,800～¥54,800
－両ふくらはぎ：¥39,800～¥49,800
【リスク・副作用等】頭痛、注射部位の痛み・腫れ、筋肉の部分的な脱力、赤み、あざ、無感覚、内出血など
【未承認医薬品等であることについて】
・ボトックスの治療には、国内未承認医薬品または薬事承認された使用目的とは異なる治療が含まれます。
・治療に用いる医薬品および医療機器は、当クリニックの医師の判断のもと、個人輸入手続きを行ったものです。
https://www.yakubutsu.mhlw.go.jp/individualimport/purchase/index.html
・薬事承認された薬剤を除き、同一成分や性能を有する他の国内承認医薬品はありません。
・諸外国における安全性等に係る情報
－ボトックスビスタ®は「65歳未満の成人における眉間又は目尻の表情ジワ」で国内薬事承認
－NABOTAは米国FDA承認を取得
・重大なリスク・副作用などが明らかになっていない可能性があります。
・万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。

【治療の内容】スレッドリフト
【当院採用スレッド】
・アルテミスリフト
・Vラインリフト
・テスリフト
【治療期間および回数】1～2回、治療後6ヶ月～1年程度で再治療可能
【費用】
・アルテミスリフト：1本 ¥72,600～10本 ¥348,480 ※使用する本数には個人差があります
・Vラインリフト：1本 ¥44,000～10本 ¥330,000 ※使用する本数には個人差があります
・テスリフト：1本 ¥72,600 ※使用する本数には個人差があります。
【リスク・副作用等】腫れ、痛み、内出血、浮腫み、引きつれ、部分的な皮膚の凹みなど
【未承認医薬品等であることについて】
・糸リフトの治療には、国内未承認医薬品または医療機器を用いた施術が含まれます。
・治療に用いる医薬品および医療機器は、当クリニックの医師の判断のもと、個人輸入手続きを行ったものです。
・同一成分や性能を有する他の国内承認医薬品はありません。
・重大なリスク・副作用などが明らかになっていない可能性があります。
・万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。

【治療の内容】マイクロニードルRF
【当院採用機器】 ポテンツァ
【治療期間および回数】4～6週間に1回、計3回程度
【費用】
・肝斑・赤み 1回：¥54,780
・ドラックデリバリー（マックーム） 1回：¥104,500
・ドラックデリバリー（ベネブ・スノーホワイト） 1回：¥93,500
【リスク・副作用等】出血、赤み、色素沈着、炎症、腫れ、一時的なニキビなど
【使用機器について】
・ポテンツァの治療には、国内未承認医薬品または医療機器を用いた施術が含まれます。
・治療に用いる医薬品および医療機器は、当クリニックの医師の判断のもと、Jeisys Medical Incより個人輸入手続きを行ったものです。個人輸入における注意すべき医薬品等に関する情報は、下記をご参照ください。
https://www.yakubutsu.mhlw.go.jp/individualimport/purchase/index.html
・同一成分や性能を有する他の国内承認医薬品はありません。
・諸外国における安全性等に係る情報。以下の認証を取得しています。
－MFDS(2019.01)
・重大なリスク・副作用などが明らかになっていない可能性があります。
・万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。