ハイフの間隔は何ヶ月おきが良いのでしょうか。また、何回受けると効能が得られるのでしょう。医療ハイフとは、肌のシワ改善やリフトアップに導く美容施術の1つです。効果を引き出すために大切なのが、適切な施術間隔を設定すること。今回は、ハイフの効果を余すことなく発揮するための施術間隔や、他の治療との間隔・順番などについて解説していきます。ハイフの間隔が気になっている方は、参考にしてください。
そもそもハイフってどんな治療なの?
※画像はイメージです
ハイフは皮膚表面へダメージを与えず、肌の内側から熱で組織を引き締める治療。顔のたるみやリフトアップなどに対して効果が期待できます。初めに、ハイフの施術内容や治療効果について解説します。
ハイフの施術内容
ハイフは、顔のリフトアップや引き締めなどに効果を感じられる治療法の1つ。2024年6月以前は、医療ハイフとエステハイフがありましたが、現在は医療機関で医師のみが施術可能です。出力の強さや効果の持続期間に大きな優位性がある医療ハイフは、1回で変化を感じやすいのが特徴です。また、以下のように大きく3つの種類があります。
- ドットハイフ:リフトアップ効果が期待できる
- リニアハイフ:顎下や頬などの脂肪が比較的多い部分のたるみ改善効果が期待できる
- シャワーハイフ:軽度のたるみや肌表面のハリ、小ジワ、毛穴の引き締めなどの美肌効果が期待できる
YAYOI CLINICで行われているハイフは、適切な位置へ均一に熱を加えられるスーパーハイフです。必要な層にだけ熱を加えられるため、痛みを感じにくいにも関わらず、高い効果を発揮できるのが特徴です。悩みに適した施術回数や照射方法を提案しますので、ぜひご相談ください。
ハイフの治療効果
ハイフは、皮膚の深層に熱エネルギーを届けてコラーゲンやエラスチンの生成を促す治療。そのためハイフでは、肌質の改善やリフトアップ、シワ改善、シェイピング効果などが期待できます。また、メラニンを排出させる働きもあるため、シミやくすみの軽減も見込めるといわれているのです。
ハイフの効果はどのくらい持続しやすい?
一般的に、効果を実感できるのは施術後1~3ヶ月くらい経過してからのことが多く、持続期間は半年~1年程度といわれています。しかし、肌を含めた体の状態や施術部位、ハイフの種類、ショット数などにより差が生じます。そのため、半年以内にシワやたるみが気になり始める方もいれば、1年以上効果が持続するケースも。施術内容によっても違いが生じ、タイトニングや小顔目的のハイフは、治療直後から変化を実感しやすい一方で、短期間で効果の薄れを感じる傾向があります。しかし、コラーゲンの生成を促すリフトアップやハリ感アップは、効果が表れるのがゆっくりですが、薄れるのにも時間がかかります。
ハイフは「やめたほうがいい」とされる理由
ハイフに関して、「効果がない」「やめたほうがいい」などの投稿を、目にしたことがある方もいるかもしれません。これには以下のような理由があります。
治療の原因と施術が合っていない
治療の原因に対し施術内容が適していない場合、ハイフの効果を得られにくく「効果がない」と感じてしまうことがあります。例えば、たるみが気になった方がリニアハイフを行ったとしても、脂肪が原因ではなかった場合は効果を実感しにくい傾向があります。というのも、リニアハイフは、脂肪を溶解して排出し、たるみの改善を図ることが目的だからです。このように原因と施術内容が適さないと、効果が得られにくくなってしまうでしょう。
変化を実感しにくい
ハイフは、施術内容や治療を受ける人の年齢によっては、施術効果を実感しにくい場合があります。とくに10代や20代は、まだシワやたるみなどの症状が少ないため、前後の比較がしづらい傾向があります。
また、施術直後から劇的な変化が見られると思い込んでいると、「効果がなかった」と失望する方が出てくるかもしれません。ハイフの効果が表れやすいのは、施術後1ヶ月程度経過してからです。ハイフを受けなければよかったと後悔することのないよう、力を発揮する時期を把握しておきましょう。さらに、より効果を実感するためには適切な施術間隔でハイフを受けることも大切です。
ハイフの治療の適切な施術間隔は?
それでは、ハイフはどのくらいの間隔で施術を受けると良いのか解説します。
一般的なハイフの間隔は3ヶ月~半年に1回
ハイフの持続期間は、一般的に半年~1年ほどです。ハイフは施術効果が完全になくなってしまう前に2回目の治療を施すと、効果を継続して感じやすいといわれています。そのため、続けて施術を受ける場合は、目安として間隔を3ヶ月~半年ほど空けると良いでしょう。ただし、効果の持続期間は年齢やスキンケア方法、食生活などにより差があります。具体的な施術間隔は、術後の肌の状態や自分の要望に合わせて、医師と相談して決めましょう。
また、前回の施術から1週間程度しか空いていないなど、あまりに間隔が短すぎるのは、組織の修復が追いつかないため、肌への負担が大きくなってしまいます。そのため、細胞がしっかり回復するのを待って次の施術を受けるほうが良いでしょう。
ハイフの施術間隔は治療目的で異なる
施術間隔は治療の目的によっても異なります。例えば、シワ改善を目的としたハイフの場合、間隔を短く設定することが多くあります。一方で、引き締めやリフトアップ目的の場合は、3ヶ月~半年程度経過してから次の施術を受けると効果を得やすい傾向が。ただし個人差があるため、初回施術後の効果の表れ方を確認し、医師と相談して2回目以降の施術間隔を決めましょう。
なおリニアハイフは、1回の施術では完了せず、2週間に1回、合計3回で1コースとしていることが一般的です。また体の部分痩せ目的でハイフを受ける場合は、少しずつ照射するため、3~4週間に1回の頻度で通院しなければなりません。
ハイフの施術間隔は機種により異なる
ハイフは、出力の強さやショット数などの違いによりさまざまな機種があります。出力の強さやショット数の違いは、効果の持続期間にも影響し、効果が長く続く機種は、施術間隔も長期化するのが一般的です。
例えば、ハイフの中で熱量が高い「ウルセラ」は、一度の施術でも効果が得られやすく、持続時間も長いといわれています。そのため、個人差はあるものの、半年~1年程度の頻度で再度照射すると効果を保持しやすくなったり、より得られやすくなったりするでしょう。反対に、広範囲に超音波を届けることで、熱エネルギーを分散させる「ダブロ」は、痛みが少なく持続期間が短いため、3~4ヶ月に1回照射することが好ましいといわれています。
ハイフはポテンツァやボトックスと併用してもOK?間隔や順番は?
他の施術とハイフを併用する場合は、どのような間隔や順序が望ましいのかも見てみましょう。小顔治療やたるみ治療などをしたいとき、ボトックスやポテンツァも一緒に受けられるのか気になる方もいるでしょう。ポテンツァやボトックスは、たるみ改善や肌の引き締め治療として注目を集めており、どちらもハイフとの併用ができます。なお、クリニックにより適切な間隔は異なるため、施術を受ける際には必ず医師に確認してください。
ハイフとポテンツァとの間隔や順番
ポテンツァは、表皮から脂肪層にかけての比較的浅い層に高周波の熱エネルギーを当て、たるみの引き締めやリフトアップ効果を目指す治療です。ハイフとポテンツァを行う場合は、より深い層に働くハイフを先に行い内部組織を引き上げてから、ポテンツァで皮膚表層を引き締めるのが望ましいとされています。ハイフ施術後ポテンツァを行うまでの間隔は、約1ヶ月程度開けると良いでしょう。
ハイフとボトックスの間隔や順番
ボトックスは、小顔効果やシワの改善が期待できる施術の1つで、ハイフと組み合わせると、相乗効果を得やすいといわれています。ボトックスとハイフを同時に施す場合は、施術の順番に注意が必要です。ボトックス製剤は熱に弱い特徴があるため、同日に施術を受けるのであれば、ハイフを先に実施するほうが効果を発揮しやすくなります。ボトックス注射の後にハイフをすると、照射時の熱により薬剤の効果が十分に得られない可能性があるためです。
先にボトックス注射を受けた場合は効果を発揮するまでに時間がかかるため、ハイフの施術当日までに少なくても2週間は間隔を空けるようにしましょう。
おわりに
ハイフは、適切な頻度で施術を受けることで、効果を保持したりより高めたりすることが可能です。ただし、施術の間隔は、どんな目的で治療を受けているか、どの機械を使用して施術を受けたかなどにより異なります。確実に効果を得るためには、ハイフの種類や目的、施術後の肌の様子を考慮し、医師と相談して決めるようにしましょう。
広島の美容皮膚科・美容内科・美容外科・アートメイク YAYOI CLINIC(ヤヨイクリニック)では、お肌、お身体、お顔のお悩み別に治療法をご紹介しています。
皆さまにより良い選択肢をご提案できますよう一人ひとりのお肌の状態を見極め、治療期間やご予算、ダウンタイムの許容範囲などご希望に合わせた治療方針を立案していく考えです。
お悩みのある方は、まずはカウンセリングにお越しください。
【治療の内容】医療用HIFU(高密度焦点式超音波)
【当院採用機器】スーパーハイフ
【治療期間および回数】治療後6ヶ月以降から再照射可能
【費用】全顔1回:¥69,800、全顔+顎下1回:¥76,780
【リスク・副作用等】痛み、赤み、熱傷、腫れ、浮腫みなど
【使用機器について】
・スーパーハイフの治療には、国内未承認医薬品または医療機器を用いた施術が含まれます。
・治療に用いる医薬品および医療機器は、当クリニックの医師の判断のもと購入手続きを行ったものです。
・同一成分や性能を有する他の国内承認医薬品はありません。
・重大なリスク・副作用などが明らかになっていない可能性があります。
・万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。
【治療の内容】マイクロニードルRF
【当院採用機器】 ポテンツァ
【治療期間および回数】4~6週間に1回、計3回程度
【費用】
・肝斑・赤み 1回:¥54,780
・ドラックデリバリー(マックーム) 1回:¥104,500
・ドラックデリバリー(ベネブ・スノーホワイト) 1回:¥93,500
【リスク・副作用等】出血、赤み、色素沈着、炎症、腫れ、一時的なニキビなど
【使用機器について】
・ポテンツァの治療には、国内未承認医薬品または医療機器を用いた施術が含まれます。
・治療に用いる医薬品および医療機器は、当クリニックの医師の判断のもと、Jeisys Medical Incより個人輸入手続きを行ったものです。個人輸入における注意すべき医薬品等に関する情報は、下記をご参照ください。
https://www.yakubutsu.mhlw.go.jp/individualimport/purchase/index.html
・同一成分や性能を有する他の国内承認医薬品はありません。
・諸外国における安全性等に係る情報。以下の認証を取得しています。
MFDS(2019.01)
・重大なリスク・副作用などが明らかになっていない可能性があります。
・万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。
【治療の内容】 ボツリヌストキシン製剤注入
【治療の内容】 ボツリヌストキシン製剤注入
【当院採用薬剤】
・ボトックスビスタ®(A型ボツリヌス毒素)
・NABOTA(A型ボツリヌストキシン)
【治療期間および回数】3~4ヶ月ごとに1回
【費用】
・ボトックスビスタ®(A型ボツリヌス毒素)
-全顔 1単位 ¥869(+施術料 ¥22,000)※使用する単位数には個人差があります。
・NABOTA(A型ボツリヌストキシン)
-全顔:1単位 ¥649(+施術料 ¥22,000)※使用する単位数には個人差があります。
-エラ:¥29,800~¥32,800
-マイクロボトックス(顔):¥34,800
-両脇:¥39,800
-ボトックスリフト:¥34,800
-ボトックスリフト+首:¥39,800
-肩:¥34,800~¥54,800
-両ふくらはぎ:¥39,800~¥49,800
【リスク・副作用等】頭痛、注射部位の痛み・腫れ、筋肉の部分的な脱力、赤み、あざ、無感覚、内出血など
【未承認医薬品等であることについて】
・ボトックスの治療には、国内未承認医薬品または薬事承認された使用目的とは異なる治療が含まれます。
・治療に用いる医薬品および医療機器は、当クリニックの医師の判断のもと、個人輸入手続きを行ったものです。
https://www.yakubutsu.mhlw.go.jp/individualimport/purchase/index.html
・薬事承認された薬剤を除き、同一成分や性能を有する他の国内承認医薬品はありません。
・諸外国における安全性等に係る情報
-ボトックスビスタ®は「65歳未満の成人における眉間又は目尻の表情ジワ」で国内薬事承認
-NABOTAは米国FDA承認を取得
・重大なリスク・副作用などが明らかになっていない可能性があります。
・万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。