ボトックスはエラ張りに効果あり？後悔しないためのポイント解説

ボトックスはエラへ施術することで、手軽に小顔を目指すことが可能です。しかし、より満足できる効果を得るためには、適切な施術頻度やクリニック選びのポイントを知ることが大切。今回は、エラボトックスの効果の現れ方や、美しいフェイスラインを持続させるための再施術のタイミング、上手い先生の見極め方を解説しましょう。

ボトックスのエラ張りへの効果とは

エラにボトックス注射を打つことで得られる効果や、施術の仕組みについてご紹介しましょう。

ボトックスの特徴

そもそもボトックスとは、ボツリヌス菌から産生された「A型ボツリヌストキシン毒素」のことを指します。
ボトックス注射は、この毒素を生理食塩水で希釈し、筋肉や皮膚に注入する施術。注入部位の筋肉や皮膚に一過性の麻痺を生じさせることで、悩みの改善を図ります。

気になる箇所への注射のみで治療が終わるため、施術時間は比較的短く、気軽に受けられることも特徴。ダウンタイムはほとんどなく、一時的に内出血や腫れといった症状が見られるケースがありますが、ファンデーションで隠せる程度でしょう。

エラボトックスは小顔を目指せる施術

一般的にエラと呼ばれる部分には「咬筋（こうきん）」という筋肉があるのですが、過剰に発達すると輪郭に多大な影響を及ぼし、顔が大きく見えてしまいます。ボトックス効果が期待できるのは、発達した咬筋が原因のエラ張り。ボトックスを注入して過剰な動きが抑えることで、張っているエラを落ち着かせ、シャープな印象の顔立ちにする効果が見込めます。

またエラボトックスは、咬筋の発達に関与する歯ぎしりや食いしばりの予防に役立つケースも。咬筋に負荷がかかることによって起こる肩の凝りや張りを、和らげる効果も期待できます。

エラボトックスは一回だけで効果あり？施術頻度を解説

比較的気軽に受けられるボトックス注射ですが、効果はいつ頃現れて、どのくらい持続するのでしょうか。ここでは、エラボトックスの効果の現れ方や、適切な施術頻度をチェックしましょう。

ボトックスは定期的な施術で効果が持続する

エラボトックスは1回だけでも効果を実感しやすい施術ですが、半永久的には持続しません。個人差はありますが、平均3～6ヶ月ほどで効果が消失していきます。そのため、エラボトックスを定期的に打ち続けると、シャープな輪郭を持続することが可能。継続的に治療を受けても副作用などの問題は起きにくいでしょう。

エラボトックスの効果はいつ現れる？

エラボトックスの効果の現れ方には個人差がありますが、術後すぐに違いが分かるわけではありません。一般的に、施術から2～3日後に咬筋の筋力が抑制され始め、2週間前後経過するとエラが目立たなくなっていくのを感じられるでしょう。結婚式など、大切な予定に向けて治療する場合は、効果のピークが現れる時期を考慮して施術を受けるのがベター。歯ぎしりや食いしばりへの効果はエラ張りの改善より早く、咬筋の筋力が抑制された段階で出現するといわれています。

エラボトックスの施術頻度は？

前述のとおり、エラボトックスは施術後3～6ヶ月経過するたびに薬剤が切れ、筋肉のボリュームが徐々に元に戻ります。そのため、医師の判断のもと3～6ヶ月に1回を目安に再施術を受けると、効果が持続するでしょう。

ただし硬いものを頻繁に咀嚼するなど、ボトックス注入後に咬筋に負担をかけすぎると、早い段階でエラが張ってしまうことも。効果が乏しくなったからといって頻繁にボトックスを打つと抗体ができてしまうため、適切な注入サイクルを守ることが大切です。

エラボトックスで後悔するケースとは

ボトックスは、気になる部位に注射をするだけというシンプルな施術方法。とはいえ満足できる効果を得るには、医師が患者さんの顔の筋肉の位置を見極め、希望の仕上がりに沿うように注入量と打つ場所を決める必要があります。しかし、施術が不適切だった場合、エラボトックスを受けたことを後悔してしまうケースも。エラボトックスで起こりうるリスクをチェックしましょう。

老けた印象になる

エラボトックスによって「顔が老ける」と感じる場合、過剰にボトックスを注入している可能性があります。ボトックスが効きすぎると、咬筋が非常に細くなって頬がこけた印象になったり、頬の皮膚が余ってたるんでしまったりすることも。このような症状が老け見えにつながるのです。
ボトックスの効果的な注入量や頻度は、一人ひとり違います。適切に施術を受けることで、皮膚のたるみや頬がこけるリスクを抑えられるでしょう。

アゴに違和感があり噛みにくくなる

エラボトックスは、噛むときに使う咬筋の働きを弱めます。そのため、食事のときなどに噛みにくさやアゴの疲れを感じるケースも。しかしこれらは施術直後の一時的な症状で、多くの場合は少しずつ慣れていき、違和感なく噛めるようになります。

エラが凸凹になる

エラボトックスを注入する際、位置や量を間違えてしまうと一時的に皮膚に凸凹が生じる可能性があります。顔は目立つ部分であるため、一時的であっても気になってしまうでしょう。咬筋の付き方や位置をしっかりと見極められる医師のもとで施術を受けると、このようなリスクを防ぐことができます。

エラボトックスの効果が感じられない

エラボトックスを打っても効果が感じられない場合、注入量が少なかったり、希釈量に誤りがあることでボトックスの濃度が薄かったりするケースが原因として考えられます。注入するボトックス自体の量は一般的に「単位」という形で表記されますが、稀に「〇cc」と生理食塩水で希釈した後の量を提示しているクリニックもあります。ボトックスの量を「単位」で示している医療機関を選ぶか、「cc」表記の場合はカウンセリング時にボトックスの量が「何単位」なのか聞いてみると良いでしょう。

ボトックスの量が適切であるにもかかわらず効果を感じられない人は、エラ張りの原因が脂肪や骨格である可能性も。脂肪が多い場合は、脂肪吸引などの選択肢もあります。カウンセリング時に、エラボトックスが有効かどうか診断してもらい、適切な治療方法を提案してもらうことが大切です。

エラボトックスの値段は？クリニックの選び方もチェック

エラボトックスの費用相場は大体1万円台～6万円台と、クリニックによってばらつきがあることが特徴。費用の差は、薬剤の種類や濃度、施術者の違いなどによって生じています。クリニックを選ぶ際は、料金設定に目がいきがちですが、施術者によって仕上がりに差がつくため、ボトックスの知識・技術を持つ経験豊富な医師が在籍しているかも重視してみてください。

「エラボトックスが上手い先生が見つからない」という場合、クリニックのホームページやSNSで症例写真や丁寧なカウンセリング・アフターケアを行っているかをチェックすると良いでしょう。

広島 ヤヨイクリニック（YAYOI CLINIC）美容皮膚科

2024.06.03

エラボトックス

https://yayoiclinic.jp/era-botox

おわりに

咬筋の働きによるエラ張りの改善や、歯ぎしり予防などにも効果が期待できるエラボトックス。施術時間やダウンタイムの負担が少なく、一定期間で元に戻るため、美容医療初心者の方もトライしやすいのではないでしょうか。エラボトックスは、医師が一人ひとりの輪郭や筋肉の付き方を見極め、適切な量を適切な位置に注入することで、満足度の高い仕上がりが叶えられます。まずは信頼できるクリニックで、悩みの原因とご自身に合った治療法を診断してもらうと良いでしょう。

広島の美容皮膚科・美容内科・美容外科・アートメイク YAYOI CLINIC（ヤヨイクリニック）では、お肌、お身体、お顔のお悩み別に治療法をご紹介しています。
皆さまにより良い選択肢をご提案できますよう一人ひとりのお肌の状態を見極め、治療期間やご予算、ダウンタイムの許容範囲などご希望に合わせた治療方針を立案していく考えです。
お悩みのある方は、まずはカウンセリングにお越しください。

【治療の内容】 ボツリヌストキシン製剤注入
【採用薬剤】
・ボトックスビスタ®（A型ボツリヌス毒素）
・NABOTA（A型ボツリヌストキシン）
【治療期間および回数】3～4ヶ月ごとに1回
【費用】
・ボトックスビスタ®（A型ボツリヌス毒素）
－全顔 1単位 ¥869（＋施術料 ¥22,000）※使用する単位数には個人差があります。
・NABOTA（A型ボツリヌストキシン）
－全顔：1単位 ¥649（＋施術料 ¥22,000）※使用する単位数には個人差があります。
－エラ：¥29,800～¥32,800
－マイクロボトックス（顔）：¥34,800
－両脇：¥39,800
－ボトックスリフト：¥34,800
－ボトックスリフト＋首：¥39,800
－肩：¥34,800～¥54,800
－両ふくらはぎ：¥39,800～¥49,800
【リスク・副作用等】頭痛、注射部位の痛み・腫れ、筋肉の部分的な脱力、赤み、あざ、無感覚、内出血など
【未承認医薬品等であることについて】
・ボトックスの治療には、国内未承認医薬品または薬事承認された使用目的とは異なる治療が含まれます。
・治療に用いる医薬品および医療機器は、当クリニックの医師の判断のもと、個人輸入手続きを行ったものです。
https://www.yakubutsu.mhlw.go.jp/individualimport/purchase/index.html
・薬事承認された薬剤を除き、同一成分や性能を有する他の国内承認医薬品はありません。
・諸外国における安全性等に係る情報
－ボトックスビスタ®は「65歳未満の成人における眉間又は目尻の表情ジワ」で国内薬事承認
－NABOTAは米国FDA承認を取得
・重大なリスク・副作用などが明らかになっていない可能性があります。
・万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。