伊藤 やよいこ医師
プロフィール
広島大学医学部卒業。総合診療内科勤務を経て、美容医療の第一線で活躍している先生方に師事。美容の知見やスキルを習得したのち、2023年YAYOI CLINIC(ヤヨイクリニック)院長に就任。得意施術はボトックスやヒアルロン酸注入、カスタマイズたるみ治療など。丁寧な診察と痛みに配慮したナチュラルな施術がモットー。
二の腕ハイフを広島で受けてみたい・興味があるという方へ。この記事では、二の腕ハイフの効果やメリット・デメリットを解説します。メスを入れないたるみ治療として有名なハイフ(HIFU)は、顔だけでなく二の腕にも効果がある施術。ダイエットしてもなかなか痩せにくい二の腕こそ、ぜひ美容医療の力を借りてみてはいかがでしょうか。
ハイフ(HIFU)とは?
ハイフとは、高密度の超音波を肌に照射し、熱凝固を利用して引き締めや小顔効果を狙う美容施術です。皮膚は上から表皮、真皮、皮下組織の順に重なっていますが、ハイフの熱エネルギーはさらに深層のSMAS層まで届き、肌の土台からたるみやシワへとアプローチします。表皮~真皮の浅い層にはダメージを与えないため、別名「切らないリフトアップ」と呼ばれることも。施術には専用のマシンを使い、狙った位置に照射していきます。以前はエステサロンでも施術できるところがありましたが、的確に照射する技術が必要なため、2024年6月からは美容クリニックなどの医療機関でしか施術を受けることができません。
二の腕ダイエットにハイフ(HIFU)が効果的な理由
ハイフは顔のエイジングケアとして用いられるものとイメージする方も多いでしょう。しかし、ハイフはボディ専用のカートリッジに付け替えれば、二の腕やお腹、太ももやお尻など全身にも使用できます。ここからは、ハイフが二の腕の脂肪にどのように効果を発揮するのか見ていきましょう。
理由1.脂肪細胞を破壊&排出するため
ハイフはSMAS層だけでなく皮下組織にも熱エネルギーを与え、脂肪細胞を破壊します。ハイフから出力される超音波は一点に集中し、焦点温度は60度まで到達。一般的に脂肪細胞は56度で破壊されるといわれており、ハイフによって破壊された脂肪は溶けてドロドロに。液状化した脂肪は老廃物となり、およそ4週間で体外へと排出されます。これが、ハイフで二の腕痩せができるメカニズムです。そのため施術後に「細くなった」と実感できるのはしばらく期間を置いてからになるでしょう。また、1回の施術では照射できる範囲に限度があるため、複数回繰り返すことでより多くの脂肪細胞にアプローチすることが可能です。
理由2.肌の引き締め効果があるため
ハイフは脂肪細胞を破壊すると同時に、コラーゲンやエスラチンなどが含まれる組織にも熱ダメージを与えます。これにより創傷治癒作用が促され、皮膚の弾力やハリがアップ。創傷治癒とは、体が本来持つ自己治癒力によってダメージを受けた組織を修復すること。修復過程でコラーゲンやエスラチンの再生が活発になることで、たるんだ皮膚を支える構造から立て直していくイメージです。創傷治癒はおよそ4週間かけて行われ、その後3~4ヶ月効果が持続するといわれています。
二の腕にハイフ(HIFU)を行うメリット・デメリット
※画像はイメージです
二の腕ハイフはメスを入れることなく部分痩せを期待できる施術ですが、弱点もあります。施術を受ける前に、メリットとデメリットを理解しておきましょう。
二の腕ハイフのメリット
二の腕ハイフの主なメリットは、以下の2つです。
・リバウンドしにくい
体内の脂肪細胞の数は、成人になる前後で決まるといわれています。そのため、成人してから太った場合は脂肪細胞が肥大している状態。ダイエットでは脂肪細胞を小さくすることしかできないため、リバウンドする可能性があります。一方ハイフは脂肪細胞そのものを破壊するため、リバウンドしにくい点が魅力です。
・1回の施術で効果が現れやすい
ハイフは医療機器であり、またボディ用は顔用よりも高出力の超音波を照射します。そのため効率良く脂肪を破壊でき、1回の施術でも効果を実感するという人も少なくありません。ただし個人差はあるため、医師と相談しながら定められた回数を受けましょう。
・施術時間やダウンタイムが短い
ハイフはメスを入れない施術のため、ダウンタイムが少ないのも特徴です。施術後に赤みやほてりなどの症状が出る方もいますが、通常1週間程度で落ち着きます。施術時間も1時間程度で終わるため、前後に予定があっても施術を受けられます。
二の腕ハイフのデメリット
続いて、二の腕ハイフのデメリットを確認してみましょう。
・体重は落ちない
ハイフはあくまでも部分的にアプローチする施術のため、体重を落とす目的には適していません。脂肪を減らし、メリハリのあるボディラインをつくる場合に向いている施術です。
・痛みを感じる場合がある
ハイフは痛みが少ないといわれていますが、痛みの感じ方には個人差があります。皮膚が薄い箇所や骨付近は痛みを感じる場合があるため、不安な方は麻酔の使用をクリニックに相談しておきましょう。
二の腕にハイフ(HIFU)を行うときの注意点
ハイフは基本的に、皮下組織の脂肪が少ない方には使用できません。脂肪の厚みが2cm以下の場合、施術を断られる可能性があります。そのほか妊娠中・授乳中の方や、特定の持病がある方も施術できないことを知っておきましょう。
また、ハイフはやけどや神経損傷のリスクが指摘されています。トラブルを避けるためにも施術料金の安さに惑わされず、ハイフの実績や知識が豊富なクリニックを見極めることが大切です。
施術後は肌が乾燥しやすく、デリケートな状態です。普段以上に紫外線対策や保湿を行い、刺激から肌を守るよう心がけましょう。
広島ヤヨイクリニックのハイフ(HIFU)治療とは?
ヤヨイクリニックのハイフ治療は、現在、全顔~顎下までの対応となっています。ハイフのマシンの中でも、照射口が広いスーパーハイフを使用。従来のハイフは点状や線状で照射しますが、スーパーハイフは複数の列になった線で照射するため、より広範囲に熱を届けることが特徴です。高出力ながら痛みに配慮した設計で、痛みに抵抗がある方にも受けていただきやすいハイフとなっています。
また、1回の施術でも効果を感じていただけるよう施術前には丁寧なカウンセリングを行い、脂肪の量や位置をもとに一人ひとりに合った照射プランを提案させていただきます。
施術のご予約やご相談は、公式LINEで随時受付中です。気になることやご不安な点なども、ぜひお気軽にお問い合わせください。
おわりに
二の腕ハイフは脂肪そのものを減らし、コラーゲンの再生を促すことでサイズダウンや引き締め効果をもたらす施術方法です。効果が現れるまでには時間を要しますが、メスを入れずに二の腕をすっきりさせたい方は検討してみてはいかがでしょうか。ただし、ハイフは痛みやリスクも伴う医療行為です。メリットやデメリット、注意点をしっかりと把握して、信頼できるクリニックを選びましょう。
広島の美容皮膚科・美容内科・美容外科・アートメイク YAYOI CLINIC(ヤヨイクリニック)では、お肌、お身体、お顔のお悩み別に治療法をご紹介しています。
皆さまにより良い選択肢をご提案できますよう一人ひとりのお肌の状態を見極め、治療期間やご予算、ダウンタイムの許容範囲などご希望に合わせた治療方針を立案していく考えです。
お悩みのある方は、まずはカウンセリングにお越しください。
【治療の内容】医療用HIFU(高密度焦点式超音波)
【当院採用機器】スーパーハイフ
【治療期間および回数】治療後6ヶ月以降から再照射可能
【費用】全顔1回:¥69,800、全顔+顎下1回:¥76,780
【リスク・副作用等】痛み、赤み、熱傷、腫れ、浮腫みなど
【使用機器について】
・スーパーハイフの治療には、国内未承認医薬品または医療機器を用いた施術が含まれます。
・治療に用いる医薬品および医療機器は、当クリニックの医師の判断のもと購入手続きを行ったものです。
・同一成分や性能を有する他の国内承認医薬品はありません。
・重大なリスク・副作用などが明らかになっていない可能性があります。
・万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。