「ボトックス注射でおでこのシワがツルツルになるって本当？」おでこのシワが気になっている方の中には、このような疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか？今回は、ボトックス注射をおでこに打つメリット・デメリット、施術の流れ・料金相場について徹底解説！ボトックス注射とよく似た施術のヒアルロン酸注射との違いもまとめました。おでこのシワが気になっている方は、この記事を参考にボトックス注射を試してみるか検討してみてください。
ボトックス注射（おでこ/額）とは
ボトックス注射とは、「ボツリヌストキシン」を含んだ製剤を肌の表面から注入する施術です。ボツリヌス菌から抜きとったボツリヌストキシンには、神経伝達を助けるアセチルコリンの分泌を阻害して筋肉の収縮を抑える作用があります。体内に入っても害のないたんぱく質であり、長年神経内科や眼科での痙攣治療を目的として使用されてきました。表情筋によって生じる眉間やおでこのシワとりだけでなく、肩こりや多汗症の治療にも活用されている製剤です。
ボトックス注射（おでこ/額）の施術時間は、10分程度。ダウンタイムがほとんどなく、施術後すぐにメイクできます。
額のボトックス注射でおでこがツルツルになる？
「ボトックス注射でおでこがツルツルになったけど、なぜ？」「おでこ（額）ボトックスで後悔した」「ボトックス注射を眉間にして失敗した」など、ボトックス注射にはさまざまな意見が寄せられています。
おでこ（額）のボトックス注射の主なメリット・デメリットを抑えておきましょう。
ボトックス注射をおでこに打つメリット
おでこ（額）・眉間ボトックスを行う大きなメリットは、表情ジワにアプローチできる点。皮膚が薄いおでこは、筋肉の動きによるシワが生じやすくなる箇所です。ボトックスで額の正面にある前頭筋の働きを抑えることで、表情ジワの改善効果が期待できます。短時間で済むボトックス注射の効果でシワをツルツルにしたい方におすすめです。
ボトックス注射をおでこに打つデメリット
ボトックス注射をおでこに打つ主なデメリットは、4つあります。それぞれ詳しく解説しましょう。
・表情が出にくくなる
ボトックス注射は、筋肉の収縮を抑える施術です。おでこに過度な製剤を注入すると、表情が出にくくなってしまう場合があります。また、施術していない顔の下部分との動きが連動しにくいため、不自然さが生じる場合もあるのです。おでこ（額）ボトックス注射を打ち続けるとこのようなリスクを伴うため、短期間に何度も打つ行為は避けましょう。
・左右非対称になりやすい
ボトックス注射には、顔の左右バランスが非対称になるリスクがあります。これは、製剤を注入する場所や深さのわずかな差や、もとの左右の筋力差によるものです。1ヶ月以上経過しても違和感が消えない場合には、筋肉の動きが強い方に追加で製剤を注入することもできます。
・眼瞼下垂の悪化
「額ボトックスで目ぱっちりから重たい印象の目になったけれど、いつまで続く？」「おでこ（額）ボトックスで目が小さくなって後悔した」検索サイトの知恵袋に挙がっているボトックス注射後のお悩みの中には、このような眼瞼下垂の症状を訴えている方もいます。上まぶたが下がって目が見えにくくなる症状である眼瞼下垂は、おでこのボトックス注射後にも起こりうる症状です。もともと、眼瞼下垂気味の方は、医師とよく相談してから施術を受けるか検討しましょう。
・眉が吊り上がりやすい
おでこや眉間のボトックス注射には、眉が吊り上がりやすいというリスクもあります。リスクを回避するためには、施術者の高い技術と経験が必要不可欠です。ボトックス注射を打つ場所や注入量を一人ひとりに合わせて調節する必要があります。カウンセリングの際には、施術方式をはじめとした手順を十分に確認し、自分に合った施術を提案してくれるクリニックであるかしっかりチェックしておきましょう。
ボトックス注射・ヒアルロン酸注射にはどんな違いがある？
ヒアルロン酸注射は、ボトックス注射と同様にシワ改善効果が期待できる施術ですが、シワの原因によってどちらが適しているかは異なります。
ボトックス注射・ヒアルロン酸注射にはどのような違いがあるのか、まとめました。
ヒアルロン酸注射とは
ヒアルロン酸は、皮膚がもともと持っている弾力性や柔軟性を支える保水・保湿成分です。ヒアルロン酸注射は、皮膚の内側から肌を持ち上げてシワやほうれい線、表面の窪みなどにボリュームをもたらします。輪郭や唇など顔のパーツを理想の形に整えたいときにもおすすめの施術です。
ボトックス注射・ヒアルロン酸注射にある違いは？
「おでこ（額）のシワには、ボトックス注射とヒアルロン酸注射どっちがいい？」このような疑問は、シワの原因やそれぞれの施術の違いを押さえることで解決します。
ボトックス注射は、筋肉の動きが原因で生じている表情ジワにアプローチする施術です。
対して、ヒアルロン酸注射は、表情筋以外が原因となっている深いシワに効果が期待できます。眼瞼下垂気味の方で、ボトックス注射では目が開きにくくなる可能性がある方にも適している施術です。また、ヒアルロン酸注射には麻酔薬が含まれている製剤もあるため、痛みが不安な方にも向いています。効果の持続期間はボトックス注射が約6ヶ月間、ヒアルロン酸注射は半年から2年程度です。シワの原因を含めて、自分に合った施術を選びましょう。
ボトックス注射をおでこに施術するときの流れ・料金相場
おでこボトックス注射の施術の流れと料金相場をまとめてご紹介します。
ボトックス注射をおでこに施術するときの流れ
ボトックス注射をおでこに施術するときには、以下の流れで行います。
- カウンセリング
- 施術
- 施術後のケア
それぞれ詳しく解説しましょう。
・カウンセリング
患者に施術部位のメイクを落としてもらい、医師によるカウンセリングを実施します。表情筋やシワの状態を確認すると同時に、希望する顔のイメージや痛みに対する不安の有無などをヒアリング。アレルギーや持病の有無も確認し、施術の可否を判断します。
・施術
顔の表情筋に製剤を注入します。非常に細い針ではありますが、必要な方には麻酔クリームを塗ることも可能です。
・施術後のケア
施術後のメイク・入浴・洗顔は、すべて可能です。ただし、施術部位を強くこする、揉むといった血行を促進する行為はやめておきましょう。治療当日の飲酒や運動、サウナも控えることをおすすめします。
ボトックス注射をおでこに施術するときの料金
ボトックス注射の一般的な料金相場は、28,000～100,000円程度。各クリニックでとり扱っている製剤の種類と投与量の違いにより、施術料金にはかなりバラつきがあります。
ボトックスの投与量は「単位」で示されますが、日本人の場合10単位以上入れると注入量が多すぎてしまう危険性も。製剤の効果が他の筋肉にも作用してしまい、眉毛が下がるといった副作用が生じる恐れがあるのです。各注入点に1単位程度を目安とし、合計で10単位を超えないように注入します。
YAYOI CLINIC（ヤヨイクリニック）でとり扱っている薬剤は2種類。厚生労働省の認可を受けているアラガン社「ボトックスビスタ®」であれば、施術料22,000円＋1単位869円から受けられます。アメリカFDAの認可がある「NABOTA（ナボタ）」は、施術料22,000円＋1単位649円から施術可能です。
おわりに
ボトックス注射をおでこに打つメリット・デメリット、ヒアルロン酸注射との違い、施術の流れ・料金相場について解説しました。ボトックス注射は、表情筋が影響しているおでこのシワにアプローチする施術です。カウンセリングの段階で、表情筋とシワの状態や眼瞼下垂の有無などをしっかりと確認しておくことで、失敗するリスクを軽減できます。ボトックス注射以外の手段もあるため、治療法に迷った場合には医師へ相談しましょう。
広島の美容皮膚科・美容内科・美容外科・アートメイク YAYOI CLINIC（ヤヨイクリニック）では、お肌、お身体、お顔のお悩み別に治療法をご紹介しています。
皆さまにより良い選択肢をご提案できますよう一人ひとりのお肌の状態を見極め、治療期間やご予算、ダウンタイムの許容範囲などご希望に合わせた治療方針を立案していく考えです。
お悩みのある方は、まずはカウンセリングにお越しください。
【治療の内容】 ボツリヌストキシン製剤注入
【当院採用薬剤】
・ボトックスビスタ®（A型ボツリヌス毒素）
・NABOTA（A型ボツリヌストキシン）
【治療期間および回数】3～4ヶ月ごとに1回
【費用】
・ボトックスビスタ®（A型ボツリヌス毒素）
－全顔 1単位 ¥869（＋施術料 ¥22,000）※使用する単位数には個人差があります。
・NABOTA（A型ボツリヌストキシン）
－全顔：1単位 ¥649（＋施術料 ¥22,000）※使用する単位数には個人差があります。
－エラ：¥29,800～¥32,800
－マイクロボトックス（顔）：¥34,800
－両脇：¥39,800
－ボトックスリフト：¥34,800
－ボトックスリフト＋首：¥39,800
－肩：¥34,800～¥54,800
－両ふくらはぎ：¥39,800～¥49,800
【リスク・副作用等】頭痛、注射部位の痛み・腫れ、筋肉の部分的な脱力、赤み、あざ、無感覚、内出血など
【未承認医薬品等であることについて】
・ボトックスの治療には、国内未承認医薬品または薬事承認された使用目的とは異なる治療が含まれます。
・治療に用いる医薬品および医療機器は、当クリニックの医師の判断のもと、個人輸入手続きを行ったものです。
https://www.yakubutsu.mhlw.go.jp/individualimport/purchase/index.html
・薬事承認された薬剤を除き、同一成分や性能を有する他の国内承認医薬品はありません。
・諸外国における安全性等に係る情報
－ボトックスビスタ®は「65歳未満の成人における眉間又は目尻の表情ジワ」で国内薬事承認
－NABOTAは米国FDA承認を取得
・重大なリスク・副作用などが明らかになっていない可能性があります。
・万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。
【治療の内容】 ヒアルロン酸製剤注入
【当院採用薬剤】
・ジュビダームビスタ® ボライトXC
・ジュビダームビスタ® ボルベラXC
・ジュビダームビスタ® ボリフトXC
・ジュビダームビスタ® ボラックスXC
・ジュビダームビスタ® ボリューマXC
【治療期間および回数】15分程度、1回ごとの治療
【費用】1本 ¥79,800（＋施術料 ¥22,000）※使用する本数には個人差があります。
【リスク・副作用等】アレルギー反応、疼痛、感染、修正位置のずれなど
【未承認医薬品等であることについて】
・ヒアルロン酸注射およびヒアルロニダーゼ注入には、国内未承認の薬剤および薬事承認された使用目的とは異なる治療が含まれます。
・治療に用いる医薬品および医療機器は、当クリニックの医師の判断のもと、個人輸入手続きを行ったものです。個人輸入における注意すべき医薬品等に関する情報は、下記をご参照ください。
https://www.yakubutsu.mhlw.go.jp/individualimport/purchase/index.html
・諸外国における安全性等に係る情報
－ジュビダームビスタ®シリーズ：「顔面の中等度から重度のシワや溝の修正」で国内薬事承認
－ヒアルロニダーゼ：韓国・MFDSより承認
・重大なリスク・副作用などが明らかになっていない可能性があります。
・万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。
